浦間茶臼山古墳と箸墓古墳

浦間茶臼山古墳は前方後円墳としては最古の形式であり、奈良県桜井市にある箸墓古墳の約二分の一の規模で形が酷似しているとの指摘があります。大きさが1/2ということは、浦間茶臼山古墳の面積は箸墓古墳の1/4、体積は1/8ということになります。

例えば、箸墓古墳を作ろうとすると浦間茶臼山古墳の8倍の土砂が必要となるので、そこを考えると大きさが実感としてわかると思います。先日、視察で箸墓古墳に行ってきましたが、数字だけで想像するのとは実際の大きさはわからないものだと思いました。

箸墓古墳は宮内庁の陵墓指定を受けているために発掘調査がほとんど行われていません。そのために解明されていない歴史が多いのです。畿内を除くと、箸墓古墳と相似形になる古墳で最大級の古墳は浦間茶臼山古墳です。浦間茶臼山古墳と箸墓古墳、どのような関係性があるのでしょうか。

様々な説があり謎は尽きず。だからこそ、歴史を学ぶのは楽しいのかもしれません。