古墳を巡る-操山古墳群

岡山県岡山市中区にある操山は、古墳に興味のある人ならぜひ訪れてほしい場所。

古墳時代の前期から後期の各時期に造られた古墳が残っており、前方後円墳・円墳・方墳と様々なタイプの古墳がひとつの山に集約しているのです。

操山から岡山市VIEW
操山頂上から岡山市を望む



約130基あるという古墳を探しながらハイキングもいいものです。操山公園里山センターまでは車で行き、そこからは操山を山歩きしながら古墳を巡ります。石室が多いので見応えがあります。



八畳岩古墳(操山19号墳)

操山山塊の主稜線上に築かれている横穴式石室墳の一つで、墳丘の大部が流失しているが、本来は直径15m・高さ3m程の本格的な円墳であったと想定される。遺骸を葬った石室は左袖形で全長9mを測り、遺骸を安置した玄室が長さ5.5m・幅1.6m・高さ1.6mであり、中型規模といえる。築造時期は6世紀後半に推定され、山塊の北に住んでいた党委の有力者の家族墓と考えられる。石室の天井石に巨大な石材を使用しており、露出したその大きさが古墳の呼称となった。(岡山市 案内板)


萩の塚古墳操山9号墳

操山山頂から東に延びた稜線の先端に築かれている円墳で、現状では小振り墳丘ではあるが、本来は直径10メートル、高さ2.5メートル程の規模であったと想定される。遺骸を葬る施設は左袖形の横穴式石室で、全長8.2メートル、幅1.9メートル、高さ1.9メートルを測り、中型の石室では大振りの規模といえる。築造時期は6世紀後半に想定でき、操山北山麓に住んでいた当時の有力者の家族墓と考えられる。(岡山市 案内板)



沢田裏山古墳操山17号墳)

径12m、高さ3.5m円墳 横穴式石室:石室長11.5m、玄室長5.8m、幅1.6m


金蔵山古墳

約165m前方後円墳 操山丘陵の中央に位置 二つの竪穴式石槨が確認されている






操山ガイドマップ

操山ガイドマップ


出典 岡山県協賛事業 電子書籍ポータルサイト okayama ebooks