鳥の聞き做し

人の言葉に置き換えて聞くこと


皆さんのお家やご近所では、季節柄ツバメたちが飛来し巣作りに子育てにと忙しい時期になりました。

鳥の聞き
しというのはご存知の人も多いと思います。有名なのはウグイスの鳴き声「ホーホケキョ」は「法華経」に置き換えて聞くというもの。
ツバメのさえずりは「土食って、虫食って、口渋ーい」と表現されるのだそうです。

以前、TBSアナウンサー安住紳一郎氏のラジオ番組「日曜天国」でツバメの聞き做しについて取り上げ、「土食って、虫食って、口渋ーーーーい」を超早口で言うとツバメの鳴き声に近くなるので練習してみてくださいと面白おかしく話されていました。鳥の聞き做しについても興味深かったのですが、番組の中で耳に留まったのは「死んだ後の世界には時系列がない」というたとえ話。

「生きとし生けるものは全て、死を避けることはできません。だから、あの世に行ったら縄文時代の人とも会うかもしれないから現代のことでは話が合わない。生きているうちに自然や歴史の勉強をして豊富な知識を持っていれば、昔の人と会っても会話が成り立つのであの世でも楽しいと思うんです。」というような内容でした。

例えば、古墳時代の人に会ったとしたら、聞いてみたいことが沢山ありませんか。重量物をどうやって運搬し、古墳を作ったのか、金属はどうやって見つけたのか、衣食住のことについてとか。

あの世があるのかないのかはわかりませんが、広い話題を持っていれば現世でもあの世でも楽しいのは確かなことですね。