古墳と墳墓

古墳の分布図などを調べていると「古墳」と「墳墓」という名前が混在しています。浦間茶臼山古墳の近隣にも「墳墓」があります。

古墳時代に築造された円墳・方墳・前方後円墳が「古墳」、弥生時代までに築造された比較的小規模なものが「墳丘墓」、奈良時代の墳丘墓は「墳墓」だそうです。遺跡を見学する際にこういう豆知識があると見方も変わってきて楽しいかもしれません。

古墳を調べていくうち、現代人である我々の生活に繋がっていく歴史が無限に現れてきます。人は生きているその時代に起きた問題に悩み、解決しようと努力し、工夫してきたということです。歴史を学ぶ意味はそこにあるのではないでしょうか。

浦間遠景



「古墳」という日本語は、古代から近世にかけては「古人の墓」全般を指す語であったが、墳丘をもつ墓が知られていたより古い時代(弥生時代)にも存在することが考古学の発展によって判明して以来、「前方後円墳出現以降の、墳丘をもつ古い墓」を指す語に変わり、弥生時代に続く古墳築造の隆盛期を「古墳時代」と呼ぶようになった。現在の日本史では、一般的に「3世紀半ばから7世紀頃にかけて日本で築造された、墳丘をもつ墓/高塚の墳墓」を「古墳」と呼び、他方、弥生時代の墳丘墓は「墳丘墓」、奈良時代の墳丘墓は「墳墓」、中世の墳墓「中世墳墓」、近世の墳墓は「近世墳墓」と呼んで、それぞれに区別する。




引用 ウィキペディア