「日本人とごはん 2000年の秘密」

浦間茶臼山古墳周辺では稲刈りで賑やか。すでに刈り終わった田んぼも多いです。



NHKの歴史番組「歴史探偵」(総合)では、10月23日午後10時に「日本人とごはん 2000年の秘密」を放送していました。番組では、現代の我々が食べているご飯が何故こんなにも美味しくなったのかを明らかにしていきます。


弥生時代の炊飯
火の上に土器を置いて米と水を入れ炊く。米を食べるようになって生まれたのが、弥生土器である。
赤米
古墳時代の炊飯
かまど(古墳時代中頃に大陸から伝わった)を使うようになった。底に穴が開いた釜の上に布で包んだ米を置いて蒸し上げる。
古代米
蒸す方法に変化した理由は?
古墳時代中期頃、寒冷化が起きたため、弥生時代からの熱帯ジャポニカ米に加え、別の米を栽培するようになったと考えられる。古墳時代になると温帯ジャポニカ米が現れたが、これらが混じると上手く調理出来ないことが多く、結果「蒸す」という調理方法を編み出した。
古代米
2000年の時を経て現代へ
どんな調理方法をすれば、どんな釜や鍋を使えば、ご飯が美味しくなるのか。様々な炊飯革命により現代に至っている。
ご飯

引用 NHK総合


ご飯の歴史は、日本人の歴史とも言えます。苦労して育てた米を美味しく食べる創意工夫は道具の少ない時代から行われてきたわけです。気候変動と米の栽培はリンクしており、古代から工夫を凝らして今に至っていることを知るのはとても大切だと思います。

弥生時代はどう米を作っていたか | NHK for School

今から約2400年前の、弥生時代の集落の跡地、板付遺跡。発掘された遺跡を手がかりに、米づくりのはじまった時代の人びとのようすを知る。