銅鏡ウズベキスタンで出土

奈良県富雄丸山古墳で見つかったものと同じ種類の銅鏡が、日本から約6000キロも離れたウズベキスタンのサマルカンドで25年ほど前に出土していたそうです。遠く大陸から日本列島に、多くの人や物がもたらされたことがわかる発見です。

奈良 富雄丸山古墳で見つかった鏡 ウズベキスタンでも出土

銅鏡ウズベキスタン


奈良市の富雄丸山古墳で去年、見つかった3枚の鏡のうち最も古い時代に作られた1枚と同じ種類の鏡がウズベキスタンで出土していたことがわかり、奈良市では再来年(2027年)に開く展示会で並べて公開することにしました。

4世紀後半に造られたとされる国内最大の円形の古墳、奈良市の富雄丸山古墳から去年、3枚の青銅製の鏡が見つかっていて、このうち最も古いものは紀元前後に作られたと推定される「※き龍文鏡(きりゅうもんきょう)」と呼ばれる種類の鏡です。

直径19センチ余りと国内で見つかっている中で最も大きく、中国で作られたといわれていますが、奈良市によりますとほぼ同じ大きさの「※き龍文鏡」が中央アジアのウズベキスタンのサマルカンド州にある紀元前1世紀ごろの墓から出土し、国宝級の資料として博物館に保管されていることが新たにわかったということです。

このため、市では再来年に奈良国立博物館で開催予定のサマルカンド市との特別交流展で奈良とウズベキスタンの鏡を公開することにしました。


出典・引用 NHK 関西 NEWS WEB