夏の夜空

夏の夜空には、白鳥座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガの3つの一等星からなる「夏の大三角形」が描かれます。夏の大三角形は本格的な夏が始まる合図です。

天の川



宇宙の時間軸から見れば人間の生きてきた時代などほんの一瞬。古墳時代の人も現代の我々も同じ時代を生きているようなものかもしれません。

人工的な灯りが無かった時代、古代の人々はどのような気持ちで夜空の星を眺めていたのでしょうか。

日本で天文学といえば6〜7世紀頃から始まっているらしいですが、ごく一般の人々には広まってはいなかったことでしょう。また、星座の起源は紀元前3000年頃の古代メソポタミアと言われていますが、日本人が西洋の星座を使うようになったのは明治以降なのだそうです。

夜空を見上げながら同じ星々を古墳時代の人たちも眺めていたのだと考えると、星に会いに行きたくなります。梅雨時期は、雨の夜が多く星が見える日が少ないので残念です。


「夏の大三角形」


はくちょう座の一等星のデネブ(α星)
わし座の一等星アルタイル(α星)
こと座の一等星ベガ(α星)

ベガとアルタイルは、七夕伝説の「おりひめ(織姫)」と「ひこぼし(彦星)」。
6月~9月頃まで真東の夜空に見られる

夏の星座


出典・引用 夏の星座 88星座図鑑