埴輪と相撲

8年ぶりの日本出身横綱に大の里が昇進しました。日本の国技として楽しみに中継をご覧になっている方も多いと思います。

古墳時代に遡ると、日本各地の古墳から力士をかたどった埴輪が出土しており、そんなに昔から相撲があったとは驚きます。

出土している力士の埴輪は全国で30体ほどあるそうです。顔に赤い顔料が塗られていたり、耳輪をしている埴輪もあります。全体像を見ると、髷を結い、ふんどしを締めて当時から力士らしい佇まいです。

力士は祭祀にかかわる存在であったとも考えられており、現在でも伊勢神宮で神宮奉納大相撲が行われています。また、境内に相撲の土俵が作られている神社もあり、関わりの深さが考えられます。



古の昔から令和の時代に至るまで、続けられている国技があることは素晴らしいと思います。